「私はだいじょうぶ」は危険!!
知ってしっかりと対策
みんなで防ごう
「振り込め詐欺」

高齢者社会が加速するなか高齢者を狙った詐欺事件が蔓延しています。
中でも振り込め詐欺の被害は後を絶ちません。
「私はだいじょうぶ」と思っていると大きな落とし穴が待ち受けているかもしれません。熊本県警察本部の生活安全企画課に現状とその対処法を伺いました。しっかりと対策を考えてみましょう。

熊本県警
シンボルマスコット
「ゆっぴー」

一向に減らない被害
 熊本県内の被害額は2億円以上

 「オレオレ詐欺」「還付金詐欺」「架空請求」など振り込め詐欺の被害は後を絶ちません。テレビや新聞で頻繁に取り上げられているのにもかかわらず「まさか自分が」「私は絶対に騙されない」「息子の声を間違えるはずがない」と思っている人は多いのではないでしょうか?なんと被害に遭った人の9割近くが自分は大丈夫だと思っていたと答えるそうです。相手は犯罪のプロ。手口も巧妙化してあらゆる手を使って騙しにかかるのです。油断は禁物です。何と、熊本県内でも被害額が平成29年は2億1千万円以上にのぼっており、認知件数においては28年度より50%近くも増えているのです。

巧妙化する手口
 高齢者&女性は要注意!

 熊本県警察の話によると犯罪の手口は巧妙化しており、最近振り込め詐欺対策が進んでいる金融機関でのATMの振り込みを避け、現金やキャッシュカードを自宅に取りに来るケース無人化のスーパーのATMで振り込ませる手口などが増えているそうです。また「オレオレ」という手法ではなく最初から息子や孫の実名を卒業名簿などで調べて名乗る手口も多いそうです。被害者の8割以上が60歳以上で約7割が女性というデータも出ています。比較的家族の在宅率の少ない昼間に狙いを定め、その時間帯に自宅に居ることの多い女性でしかも高齢者がターゲットとなっているようです。

熊本県での
振り込め詐欺の事例

75歳女性の場合
<発生日>
平成29年12月22日
被害額約203万円

「もしもしおばあちゃん」という電話で孫と思い込んだ被害女性。「喉にポリープができて病院で検査を受けてそこでカバンを忘れその中には会社の重要な書類と自分の財布や携帯電話も入っていた」などと言われた。その後会社に損害を与えその分の200万円用意してくれないか、という電話。200万円と小遣い3万円計203万円を自宅付近の路上にて上司の息子と名乗る男に手渡し騙し取られた。

77歳女性の場合
<発生日>
平成30年1月17日
被害額約80万円

孫の名前を名乗る男から「ポリープができて病院に行き待合室にカバンを置いたままにしたら無くなっていた。カバンには書類や小切手、携帯電話が入っていた。携帯電話に電話したら犯人に繋がるから電話しないで」という電話。被害者が200万円なら用意できることを告げ、現金は無くしたら困るのでキャッシュカードを用意して欲しいといわれる。キャッシュカードを近所の路上で上司の息子と名乗る男に渡す。その後孫を名乗る男からの電話で暗証番号を教え80万円引き出された。

「ケータイを無くした」
「買い替えた」
は詐欺!
息子や孫のふりをして
「助けて」に騙されない

 「ケータイを無くしたからこの番号にお母さんのケータイからかけ直して」「風邪をひいてる」、こんな電話が掛かってきたらまずは疑うべき。言われるがままに携帯電話に電話したら、その後あらゆる手段を使って現金をだまし取ろうとします。「会社のお金を使い込んだ」「不倫相手を妊娠させてしまって示談金が必要」など、他人には言えないトラブルを抱えたことで秘密裏に現金を用意させようとするのです。緊急性を訴え相手に時間を与えず緊迫した状態に追い込み考えさせる時間を与えないのも手口。まずは落ち着いて電話を切って息子や孫の元の携帯電話番号にかけて確かめることが必要です。決して慌てず、本人であることをしっかりと確かめる必要があります。家族との「合言葉」を決めておくのも一つの対策です。

 高齢者の被害で増えているのが“還付金詐欺”。税務署や社会保険庁、県や市役所職員の肩書を使い「税金の還付金があります」と巧みな言葉で仕掛けてきます。スーパーなどの無人のATMに誘導してお金を振り込ませるのです。県警によると還付金は電話での案内は無いそうです。そのような電話が掛かってきたら詐欺だと思って、家族や警察に相談しましょう。

今すぐ始めよう!
 身を守るための対策

 年々振り込め詐欺の手口は巧妙化しとても悪質になってきています。騙されないと思っていても、大切な身内のトラブルとなると判断を誤るのが現状です。被害から身を守るために直ぐできることを下記の表にまとめてみました。どんなことであれお金を要求されたらまずは“振り込め詐欺では?”と疑ってかかるのが得策です。

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これが振り込め詐欺のキーワード
不審な電話やメールは必ず確認!

自宅の電話に息子や孫を名乗る者から

  • 携帯電話の番号が変わった
  • 風邪を引いて声がおかしい
  • 会社でのトラブルを起こし金が必要
  • 不倫相手を妊娠させて示談金が必要
  • 保険料の過払い金がある
  • 今日中にATMで手続きが必要
詐欺被害から身を守るため
しておきたいこと
  1. 電話帳の名簿から名前を削除してもらう
  2. 在宅時でも留守電にしておくこと
  3. 県警本部のホームページで被害状況を知る
  4. 「おかしい」と思ったらすぐに電話を!

最寄りの交番・警察署または
振り込め
詐欺ホットラインに
電話を☎096-381-2567フリコムナ

熊本県振り込め詐欺発生累計
※被害額はキャッシュカード詐欺後の
ATM引出(窃盗)額を含む
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取 材 協 力
熊本県警察本部 
生活安全部生活安全企画課
 
振り込め詐欺対策
熊本市中央区水前寺6-18-1 
☎096-381-0110